(4)落語会の日付の決め方①


落語会を開催する日時をどうやって決めるか。

 

*まず、出演者から「この日にしてください」という希望があった場合。これはもう原則動かしようがない。

 最近では、SNSなどで出演者が「*月*日~で落語会ができる人!」という告知で落語会主催者を募集する場合がありま す。そういう場合は、何はともあれ日時最優先です。

*お客さまが来る日を選びたい、という場合。土日祝日というのがいちばんいいのは動かしようがありません。郊外や遠方などの場合は、人気者でも、平日では集客が見込めない場合もあります。

*開催地が都市や街の中心地・交通の便がはっきりと良い場所などの場合は、仕事が終わってからの会社員の集客を狙い、平日夜という選択肢もあり得ます。

*平日の場合は、どういうお客様にいらしていただきたいかをはっきりさせた上で決めましょう。主婦とか老人とか。

*地方の場合、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆など、世間一般が休みの時期に開かれる落語会は案外少ないです。会場と出演者の都合さえ合うようでしたら、そこを狙う方法もあります。

 

 

あと、日時を決める上で注意しなければいけないこと。

 

*落語会の日程が、地元のお祭り・大きなイベントなどと重ならないか、注意してください(注1)。そちらに人手をとられ、観客のみならずスタッフも集まらない状態になってしまう場合があります。

*東海地区の場合は「東海落語往来」で、また関東エリアの場合は「東京かわら版」、「落語系情報サイト『噺』」関西エリアは「よせぴっ」「ねたのたね(注2)などで、近隣の他の落語会とかぶらないか確認しておいたほうがいいでしょう。地方の会でも、お客さまは遠方の会と比較・日時調整している場合があります。

*万が一、お客さまを奪い合ってしまうような重なるエリアや似た傾向の出演者の落語会が同じ日時で近隣で既に企画されて、主催者と面識があったり近隣で顔を合わせるような可能性がある相手だったりしたら、事前に「ちょっとすみません、日時が重なってしまいます」くらいの軽いお断りは入れておいたほうが無難かもしれません。なお、公共施設や大手プロモーター主催の会のような場合は、主催者と面識がない限りは挨拶は必要ないと考えますが、もし先方から何か言ってこられたらどう対処するか(まず無いとは思いますが)ということは頭の片隅に入れておいたほうがいいかもしれません。ただし、あなたが「誰に何を言われても大丈夫」という自信があるのだったら、無視してもかまいません。

…というわけで、落語会を開催予定で、近隣で、お客さまが重なってしまう会が開催されるのに気づいた落語会の主催者の方へ。

重なった会の方は、困らせようとして落語会を主催しているわけではない、ということをご理解ください。
落語家の数も増え、落語会の数も当然多くなりました。出演者の都合などでこの日に決まった会もあり、いったん決まった日時は動かしにくい、ということは、同じ主催者としておわかりいただけないでしょうか。

落語会の開催日時の重なりを、共に盛り上がることで、この地の落語会の広がりを支えてゆくのだ、とお考えください。

 

(注1)例えば静岡エリアの場合は、静岡市における大道芸ワールドカップ(11月第一週)、浜松市における浜松まつり(5月第一週))、静岡県西部の10月~11月の秋祭り、など。
(注2)関東・関西・東海の落語会情報サイト・雑誌・フリーペーパー。他の地域も情報サイトなどがあると思います。それぞれ検索・調査してみてください。